女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が、カナダ代表(同9位)に3-0で完勝した。国内組主体で臨んだ7月の東アジアE-1選手権を除けば7試合ぶりの白星で、無失点は2月以来。トップ下で起用されたMF谷川萌々子(20=Bミュンヘン)が1得点1アシストして、27年女子W杯ブラジル大会の出場権が懸かる来年3月のアジア杯オーストラリア大会へ弾みをつけた。
待望の勝利をつかんだ。ニールセン監督が就任当初から掲げるアグレッシブな守備で、被シュートは4本だけ。前半から主導権は握った中で攻撃陣は得点が奪えず、相手にはがされるシーンもあったが、じれずに戦って43分に谷川が先制点を奪った。「しっかりボール見て決めることができて良かった」と振り返った。
勝利から遠ざかる中、試合前日にはチームで「長め」のミーティングを実施。選手、スタッフで意見を出し合い「試合に対してクリアに挑めた」と一体感を思い出した。ドイツの名門で世界トップ勢としのぎを削り、成長を続ける20歳の谷川も本領を示して2-0の後半23分に3点目をお膳立て。「結果を残せたのは本当に良かったけど、一番はチームが勝てたことが自分としては大きい」。早くも責任感とフォア・ザ・チームの精神で、チームに自信を取り戻した。【佐藤成】

