プロ野球解説者の高木豊氏の三男、U-17日本代表DF高木大輔(15=東京Vユース)が早期海外挑戦への意欲を示した。U-17W杯で8強進出を果たした同代表は6日、開催地のメキシコから帰国。高木は「今の力では海外に行けないけど、努力して1日でも早く行きたい」と意気込んだ。

 1次リーグのアルゼンチン戦で得点、敗れた準々決勝ブラジル戦でもアシストを記録したU-17W杯で手応えと課題を手にした。「スピードは通用した部分があったけど、スピードだけではどうしようもならない。今回はDF登録だったけど、(本職の)FWで勝負したい。シュートの精度を研かないと」と話した。

 「東京Vにいた時に生で見て衝撃を受けた。強引さがあってシュートがうまかった」。見本はポルトガルでブレークしてブラジル代表までのぼり詰めたレフティーのFWフッキ。自らのレベルアップを図り、ユトレヒトに移籍した次男善朗に続くつもりだ。

 「1日でも早く東京VでJリーグのピッチに立ちたい。ユースの試合も近いし、すべてで結果を残したい」。一世代下の年齢で出場したU-17W杯で得た経験を胸に、目の前にある目標をクリアすれば海外が見えてくる。