大宮アルディージャが14日、さいたま市内で、17日のアウェーでのアルビレックス新潟戦に向け調整を行った。ともに新監督が就任したばかりで、順位は17位(大宮)と最下位(新潟)。J1残留のために、ともに負けられない戦いとなる。

 大宮の伊藤彰監督(44)は「お互い勝ち点3がほしいし、ともに、この一戦にかけてきている」と勝ち点3獲得の重みを強調。呂比須ワグナー監督が就任した新潟について「しっかり守ってカウンターを徹底している」と警戒した。特に新潟の前線はスピードがある選手がそろっており、伊藤監督は「攻撃的な守備もしたい。基本的には自分たちがイニシアチブをとっていければ」と見据えた。

 大宮は、選手たちに集中を促す考えから、今後、試合の前々日と前日を完全非公開練習にする。新潟戦の後は、16位の広島との対決も控える。練習で状態のいい選手を積極的に起用する意思を示している伊藤監督は「(試合の中で)攻撃のスイッチを入れたり、変化できる選手がカギになる」と秘策? を示唆した。