17位ガンバ大阪が16位サガン鳥栖とのJ1残留を争う直接対決で0-3と完敗した。アウェー戦は昨年9月16日大宮アルディージャ戦から17戦未勝利となり、98~99年にジェフユナイテッド市原(現千葉)が記録したワースト記録に並んだ。不名誉な記録に加え、鳥栖とは勝ち点4差に広がり、自動降格圏のG大阪と最下位V・ファーレン長崎が引き離された形になった。

後半3分に先制点を奪われてから、立て直せずに3失点。特に同14分の2失点目は、ボールを持った相手に体を寄せず、決定的なパスやシュートを許した。宮本監督は「2点目のやられ方が簡単(すぎる)。(追い付きたいという)はやる気持ちがあったのか、対応が甘くなって失点した」。

宮本監督就任後、初の連敗で1勝3分け3敗。全試合で失点するなど戦い方が安定しない。失点後に精神面で立て直せず、攻撃力が落ちる傾向もある。DF三浦は「(流れを)崩してしまってDFとして責任を感じる」と肩を落とした。

今後はこの日J3で3カ月ぶりに公式戦復帰したMF今野、韓国代表でアジア大会に出場中のFWファン・ウィジョの合流で戦力がアップするとはいえ、残り10試合で残留への道は険しくなってきた。【小杉舞】