J3自動降格圏のロアッソ熊本は、J1昇格へ執念を見せるアビスパ福岡に完封負けを喫した。

前線から圧力をかける相手に押され、前半はシュート0本。後半に向け、渋谷洋樹監督(51)は「ビルドアップの時はリズムの変化を意識しよう。ラインコントロールを常に意識すること」など具体的な策を提示した。

しかしエンジン全開とはならず、後半もシュート4本と点差以上の完敗だった。

それでもJ2ライセンスを持たないアスルクラロ沼津がJ3の2位以内に入った場合、他力ながら残留できる望みはあるだけに、指揮官は「残留争いをしており、結果を出しても(自力で)J2に残れることはなく他力だが、次へいい準備をしたい」と前を向いた。