大分が東邦に快勝し、2年ぶりに初戦を突破した。

前半7分、FW谷川海翔(3年)が、MF菊地孔明(2年)の右クロスを、ゴール前で右足でトラップすると、そのまま反転し、利き足の左足でボレーシュート。昨年4月に就任したばかりの小野正和監督も「練習でも見たことない」と絶賛するほどのスーパーシュート。

谷川は、日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)にあこがれており、あこがれの選手のような?「半端ないゴール」でチームを勢いづけた。谷川は「トラップがちょっと乱れだけど、振り向いたらいいところにいって決まりました。自分の人生では2番目のゴールかな」。ちなみに、1番は今夏の私学大会・文理大付属戦でのペナルティーエリアの外から打った左足のボレーシュートだという。

今回は2度目の選手権。2年前に1年生でピッチに立った。2年前はシュートは打ったが得点はできなかった。自身が得点を決めての初戦突破に「試合前から負ける気がしなくて、試合の入りもうまくいった。きょうはFWとして点が決められてよかった」と振り返った。