青森山田MF檀崎竜孔(3年)が、選手権初ゴールを挙げるなど、3-0で大津(熊本)を破り、2年ぶりの8強入りを決めた。1-0の前半23分、MF天笠泰輝(3年)の縦パスを受けると、左右両足を使った細かいドリブルで相手守備2人をかわすと、右足で流し込んだ。J1北海道コンサドーレ札幌入りが内定し、今季の高円宮杯U-18プレミアリーグEASTで16得点を挙げて得点王獲得。2日の初戦2回戦では草津東(滋賀)に6-0の大勝ながら自身は無得点だっただけに「注目されている中で決めきれなくて悔しかった。大事な試合で山田の10番として仕事ができて良かった。選手権優勝を手土産に、次のプロの世界でプレーしたい」。1年時に味わった優勝の再現まで、満足するつもりはない。

後半27分には途中出場したDF藤原優大(1年)も追加点を挙げて続いた。こぼれ球に鋭く反応して左足を振り抜き「1年生から出させていただいているので、責任もある。点は決めさせてもらったけれど、自分のためだけではない」と上級生の思いも込めた1発だった。

5日の準々決勝では矢板中央(栃木)と対戦する。