サンフレッチェ広島の元日本代表DF水本裕貴(33)が松本山雅FCに期限付き移籍することが3日、分かった。

近日中に発表される。水本は高校卒業後の04年に市原(現千葉)でプロ生活をスタートさせ、G大阪、京都を経て11年から広島でプレー。現在、日本代表を指揮する森保一監督の下で堅守を支え、3度のリーグ優勝に貢献した。昨季は31試合に出場していたが、今季は若手の台頭もありリーグ戦は開幕から2試合ベンチ入り後は、ベンチ外が続いていた。

松本は現在、7試合未勝利で16位とJ1残留争いに巻き込まれている。得点がリーグワーストの12で、僅差で敗れて勝ち点を失っており、経験豊富な守備リーダーとして水本に白羽の矢を立てた。試合巧者の広島で培った勝負どころを知り尽くすベテランの加入は、松本のJ1残留に向け大きな戦力になりそうだ。