J2ジュビロ磐田が1年でのJ1復帰に向けて動きだした。磐田市内でフィジカルトレーニング中心の練習に励み、参加した選手29人が精力的に汗を流した。

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今季、下部組織のU-18から昇格したMF清田(せいた)奈央弥(18)とFW三木直土(18)が13日、“戦友”の活躍も刺激に、プロとしての1歩を踏み出した。

この日、24大会ぶりの全国高校選手権優勝を決めた静岡学園3年のFW松村優太、DF阿部健人とは、静岡県選抜でプレーを共にした。13日の練習後、同校の優勝を伝え聞くと、清田は「静岡代表として優勝してくれたことは率直にうれしい。自分も磐田で頑張って、静岡を盛り上げていけたらと思う」。三木も「選手権への憧れもあったので悔しい気持ちもあるけど、すごい。同学年の活躍は刺激になるし、負けないようにしたい」と笑顔で話した。

2人はこの日、磐田市内で始動したチームの練習に参加。午前午後の2部練習でフルメニューをこなした。U-18時代にも参加経験はあったが、プロとしては初日。練習後には、初めてファンサービスも行った。「プロになったんだなという、実感が湧いた。試合に絡めるように、ここからアピールをしていきたい」と口をそろえ、決意を新たにした。【前田和哉】