清水エスパルスは7日、攻撃の組み立てを入念に確認した。前日6日と同様に、新型コロナウイルス感染予防のため、選手をDF、MF、FW+GKの3組に分けて時差練習。各組はそれぞれ約1時間30分のトレーニングに励んだ。

今季は、後方から短いパスをつないで前進する攻撃を志向。DF組はビルドアップの精度向上に努めた。DF立田悠悟(21)は「少人数で細かい部分を確認できるのは大きい」と振り返った。MF組は相手のプレスを受ける中でも、正確なプレーを求められた。今季公式戦2試合出場のMF西村恭史(20)は「同じポジションの選手同士でやれるのは刺激になる」と力を込めた。

ピーター・クラモフスキー監督(41)は「スペースや時間がない狭いエリアで、いかに正確にボールを動かせるか」と狙いを話した。公式戦の延期が続くが、今は完成度を高めることに集中する。【古地真隆】

○…清水は、7都府県への緊急事態宣言の発令を受け、今月11日と18日の練習試合を中止すると発表した。両日の予定は、通常練習に変更。静岡県は緊急事態宣言の対象外だが、感染予防を徹底するために決断した。大熊清ゼネラルマネジャー(55)は「今が大切な時期。宣言が出されたら、対外試合を行わない方向で動いていた」と話した。