ヴィッセル神戸は6日、オンラインで有料トークショーを行った。DFフェルマーレンら外国勢が参加した第1部に続き、第2部にはDF渡部博文、DF西大伍、FW田中順也(いずれも32)が出演した。3人とも1987年の夏生まれという同学年。約50人のサポーターらが参加し、MCを渡部が務めて大いに盛り上がった。

質問コーナーでは、同僚のMFイニエスタのすごいと思う部分は? という参加者からの問いに、3人は個性豊かなコメントをした。

田中は「(イニエスタが副業で作っている)ワインがおいしいところ、スニーカーがはきやすい。人柄やプレーはみんな聞いていると思うので。人柄100点、サッカー100点、キャプテンシー100点」。

西は「サッカーはもちろんうまいけど、全く力んでいないことがすごい。変なミスがない。ボールが来る前から選択肢が多い。自分の形があって、得意な形に持っていくのがうまい。自分の動き方で相手を動かしている。プレー中のこういう時に何考えているのって質問したら、その時によって違うけど、何も考えていない時が一番いいプレーができていると返ってきた」。

渡部は「動き過ぎないしポジションもあまり変えない。ボールの受け方に普通は気を使うけど、余計な力みがない」。

同じピッチに立つ人間の証言に、改めてイニエスタのすごさがサポーターらに伝わったようだ。

田中は、トークショーの最後に「取れるタイトルを全部取れるように、ナベ(渡部)と(西)大伍と協力して、チームの柱になれるように、若手が躍動できるように、僕らから声をかけていくので、サポーターの方々も厚い応援をよろしくお願いします」とメッセージを送っていた。【横田和幸】