J2アルビレックス新潟は24日、4月16日以来、約2カ月ぶりに報道陣に練習を公開した。開幕・群馬戦で1得点1アシストのFW渡辺新太(24)が好調をキープ。再開初戦の27日甲府戦で連続ゴールを狙う。

ゴールへ向かう推進力は健在だ。サイドの崩しからのシュート練習では、瞬間的な動きでボールを呼び込み、パスやクロスを配球。自らも全速力でゴール前に飛び込んだ。渡辺は「コンディションは良いし、周りも俺もプレーの特徴を理解しあえている。甲府戦でも良い攻撃の形は作れると思う」と周囲との連係に手応えを感じている。

チームはリーグ再開へ向け積極的にJ1チームと練習試合を行った。渡辺は「大雨の鹿島戦は良いシチュエーションになったし、仙台戦では試合の終わらせ方で課題が出た。チームとして良い経験になったし、公式戦前に修正や確認できたことは良かった。セットプレーの大切さや、一瞬の気の緩みに気をつけて長いシーズンを戦いたい」と格上との対戦を今後に生かす。

甲府とは昨季1分け1敗。渡辺は「勝ててないイメージはあるけど、相手もうちも選手が入れ替わっているし、戦い方も変わっている。チームとして得点を目指すことはもちろん、チャンスがあればゴールは狙う」と開幕2連勝と連続ゴールへ向け決意を示した。【小林忠】