昨季王者の横浜F・マリノスは3日、横浜市内で4日のJ1再開初戦の浦和レッズ戦(埼玉)へ向けて調整した。

ポステコグルー監督は「とても楽しみにしています。浦和は攻撃陣にいい選手がいますし、タフな試合になる」と気を引き締めた。

前日調整はシュート練習などで約1時間半、汗を流した。指揮官は先発メンバーについて「まだ明日にならないと正式なメンバーは出せない」と明言を避けた。故障明けのDFチアゴ・マルチンスについては「出るのが明日か、(次戦の)水曜日かは決めていませんが、出る準備はできている。フィジカル的には問題ないと思います」と話した。

約4カ月ぶりの公式戦へ向けて選手の士気も高まっている。MF扇原貴宏は「感謝の気持ちを持って明日は楽しみたい。状態は上がってきている。(無観客でも)画面の向こう側に応援している人がいると思ってプレーしたい」と意気込んだ。

昨季MVP&得点王のFW仲川輝人も「明日が待ちきれないという気持ちでいっぱいです。相手どうこうより自分たちがやることを徹底すればいいと思っている。気持ちのこもったプレーをしたい」と力を込めた。【松尾幸之介】