Jリーグの村井満チェアマンは16日、第7回理事会後のオンライン会見に出席し、7月10日から有観客でのリーグ戦が実現できたことの喜びなどを語った。

村井満チェアマンは「まだまだ東京を中心に、非常に多くの感染者数が出ている」とあらためて新型コロナウイルスの脅威について触れつつ「ケアを進めていく中で、選手、クラブ、サポーターのみなさんからサッカーができる喜びを聞いております。お客さんの前でサッカーができる喜びもあらためてかみしめております」と話した。

7月上旬から続く九州などを中心とした豪雨被害についても語り「亡くなられた方には心からお悔やみ申し上げます。あらためて自然災害の脅威を感じています」と神妙な面持ちで話した。

また、12日に開催された有観客での浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦で「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」内で禁止されている指笛や声を出しての応援が行われたことについては、あらためてJリーグ全クラブの代表、社長あてにガイドライン順守を呼びかける文書を送付したことも明かした。

村井チェアマンは「多くのファン、サポーターが悲しい思いをされたんじゃないかなと思います。こうしたことが繰り返されないようにクラブと協力していきたいと思います」と話した。

8月1日から予定するリーグ戦での会場収容人数の50%までの観客を入れた試合開催などについては、現時点で変更がないことも明言。「上限まで観客を必ず入れなければいけないわけではない。どこまでチケッティングをしていくかは、状況を見ながらクラブが決めていくこと」と話し、臨時実行委員会などで継続して審議していく意向も示した。