北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(27)が反省からの再出発を誓った。

25日、札幌・宮の沢で26日横浜戦(札幌ドーム)に向けた前日練習を行った。ホーム開幕戦となった前節東京戦は、仙台戦での退場による出場停止のため欠場。「前回の試合で自分の過ちから退場し、チームに迷惑をかけた。次、チャンスをもらったら、しっかりやるべきことをやっていきたい」と意気込んだ。

仙台戦では相手選手への乱暴な行為により、前半32分で退いた。「プレー自体もいいことではないし、そこに対してきちんと反省している」。ネット上などでの批判も見聞きした。ただ、その声に左右されず前を向くよう努めている。「今後、自分の行動、プレーでチームの信頼を取り戻していくしかない」と、反省と変化を示していくつもりだ。

約2週間ぶりの試合に、気持ちも高ぶる。「元気がありあまっている。そういったところを、次はラフプレーではなく勝利に貢献できるプレーに変えたい」。この日のミニゲームでは、前線を務めた。ボランチでの先発が予想されるが、前線でのプレーも可能性がある。中3日で迎えるほかの主力選手と比べれば、体力面に不安はない。持ち前の豊富な運動量で前年覇者を迎え撃つ。【保坂果那】

○…この日のミニゲームでは主力組の前線にMF駒井、チャナティップ、荒野が並ぶ珍しい布陣だった。ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は「選手の疲労を考慮した中で、ああいう形、選手のチョイスになった。選手に自由に楽しくやってくれって指示をした」と明かす。ミニゲーム中に主力組に負傷者も出たため、横浜戦での起用は「まだ決めていない」としたが、今季ホーム初勝利へ「我々がこの試合をしっかり勝利すべく全力で戦いたい」と横浜対策を練る。