全日本高校女子サッカー選手権で連覇を達成した藤枝順心イレブンが12日、静岡県藤枝市の同校で優勝報告会を行った。中学生を含めた全校生徒約500人の盛大な拍手で迎えられた選手たちは、制服姿でステージに登壇。作陽(岡山)との決勝のハイライト映像を鑑賞後、多々良和之監督(56)が成績を報告し、あらためて選手の奮闘をたたえた。大会期間中は「ダメだしばかりだった」と明かしたが、「連覇が懸かったプレッシャーの中でよく頑張った。立派だし、誇りに思う」と目を細めた。

新チームは明日13日に始動する予定。史上初となる大会3連覇を目指して早くも動きだす。MF柳瀬楓菜主将(3年)は「大会を通じてチームが1つになることを実感した」と振り返り、「チームは常に進化していく。新たな順心をつくってほしい」と後輩たちにエールを送った。【神谷亮磨】