北海道コンサドーレ札幌は13日、横浜とのルヴァン杯プレーオフ第2戦(ニッパツ)で3年連続の8強入りを目指す。12日は札幌・宮の沢で練習を行い、メンバーは敵地に移動した。ペトロビッチ監督(63)は心の傷を癒やす勝利だけを求めている。「しっかり勝って次に進んでいく。それだけだ」と気合十分に話した。

横浜へのリベンジの思いは昨年のルヴァン杯準々決勝から始まる。PK戦の末、敗れた。「内容が良かったのにPKで負けたのは心に傷を負う痛い敗戦だった」。今年4月のホームでのリーグ戦で、1-0の後半35分から連続3失点で逆転負けを喫したことも、ショックだった。選手には「心の痛みを覆すためにも大事な試合と言った」と明かした。

相手は10日にポステコグルー監督の退任が発表され、松永アカデミーグループダイレクターが暫定的に監督を務める。第1、2戦の間に指揮官が交代して落ち着かないチーム事情にも、「しっかりプロとして戦ってくると思う」と油断はしない。札幌は1-1で引き分けた第1戦で負傷したMF深井、FW小柏を欠き、布陣の変更を余儀なくされるが、準々決勝進出へ、積極的に攻めていく。【保坂果那】