J1清水MF松岡大起(20)が、古巣との対決に闘志を燃やした。

10日は静岡市内で最終調整。11日のアウェー鳥栖戦(駅スタ、午後7時)に備えた。今夏に鳥栖から完全移籍で加入。高校年代から過ごした愛着のあるクラブを離れて、今回は敵として相まみえる。「まだ実感が湧かないが、成長した姿を見せたい。今の自分の力を出し切り、勝利のために全力を尽くす」と決意を示した。

3月のホーム戦は、0-0で引き分けた。松岡は鳥栖の一員としてフル出場。現在5位と好調を維持する古巣のスタイルは熟知している。ボランチでの出場が濃厚で「鳥栖は攻守の切り替えが速い」と警戒した。リーグ8試合ぶりの白星に向けて「勝つための準備をしてきた。(相手にとって)危険なスペースを突いていく」。慣れ親しんだ佐賀の地で、一回り成長した姿を披露する。【古地真隆】