セレッソ大阪森島寛晃社長(49)は4日、クラブOBで元日本代表MF香川真司(32)について取材に応じた。クラブは今冬、香川に対して昨年に続いて2度目の復帰要請を行う。同社長は「本人のいろんな思いもあるでしょう」と説明。あくまで、香川の意思を尊重した上での交渉になることを示唆した。

ギリシャ1部PAOKと来年5月まで契約を残す香川は、今季開幕戦の9月12日を最後に公式戦の出場機会はない。

8月末にコーチから途中就任し、チームを再建した小菊昭雄監督(46)については、森島社長は「当初から代打で起用したのではない」と、改めて来季続投を明言。同監督は就任後、ルヴァン杯で準優勝に導き、天皇杯はベスト4に進出して優勝の可能性を残す。J1リーグでは残留を確定させ、現在の11位から1桁順位を目指せる位置にいる。

森島社長はこの日、大阪市の本拠地ヨドコウ桜スタジアムで開かれた「大阪市東住吉区シェアサイクル実証実験」の記者会見に出席した。