浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督(47)が18日、オンライン取材に応じ、コロナ禍を強く乗り越えることを誓った。

19日の京都サンガFCとの開幕戦を目前にして、16日までに選手4人、スタッフ5人の新型コロナ陽性が判明した。「いつもとは違った難しさのある1週間でした。このような困難を乗り越えていきたい。これは浦和レッズだけで起こっていることではなく、社会全体で起こっている出来事」。現状を受け入れながら、開幕戦を力強く勝ちきることを誓った。「私は逆境が自分たちを強くすると思っている。この状況であったとしても、勝ち点3をしっかりと狙いながら戦いたい」。

悲願のリーグ優勝へ向けて、得点力が課題に挙げられてきた。昨季は1位の川崎フロンターレと36点差の45得点にとどまった。「タイトルを取りたければリーグで70得点前後は必要だと思っている」。ロドリゲス監督が就任して2年目を迎え、戦術もより浸透。新たに13人が加入した浦和は、優勝候補に挙げられているが「我々はプレッシャーに感じることなく、逆に自信の裏付けとして戦いたい。予想で順位が高いからといって、高い保証されているわけではありません」と冷静だ。困難を乗り越えて、まずは開幕戦を勝ち切る。