磐田東が、7月の全国高校総体(徳島県)出場をコロナ禍で辞退して以来、初の公式戦を白星で飾った。飛龍戦でMF谷野暁希(あつき、3年)が試合終了直前に決勝点を挙げ、1-0の辛勝に導いた。後半ロスタイム、ゴール前の混戦で相手DFがクリアしたボールをトラップした後、右足でゴール左下に流し込んだ。ベンチ前に向けて猛ダッシュ。チームメートに抱きつかれ、喜びに浸った。

「最後に決められてよかった。今日は相手に押され気味だったので、勝てたことが何よりうれしい」。最近1週間は全体練習の後、居残りでシュート練習をしていた。「コースを狙って、精度を高めていました。今日はその成果が出ました」。今春の全国総体県大会決勝トーナメントで3得点のエースが、先月20日の親善試合・J1磐田戦に続き、ネットを揺らした。

山田智章監督(57)は「リーグ戦は負けないことが重要。この勝ち点3(勝利)は大きい」と評価した。前節まで暫定2位のチームは、これで6勝3分け。無敗を守った。今春に続き、今秋の選手権県大会でも王者になるために、県Aリーグで“常勝”気流に乗る。【山口昌久】

◆谷野暁希(やの・あつき)2005年(平17)1月12日、浜松市生まれ。中学時代はJリーグ磐田U-15でプレー。特技は短距離走で、50メートル5秒9の快足。趣味はスマホゲーム。好きな食べ物はハンバーグ。167センチ、67キロ。家族は両親、兄2人、妹。