黒髪でもギラギラだ。日本代表DF長友佑都(36=東京)が13日、FC東京のキャンプ地沖縄・国頭村で会見を行った。26年W杯に向け、「経験すれば経験するほどW杯のとりこになり、また選手として戦いたいという気持ちは常に持っている。現役である以上、僕は日本代表を目指したい」と5度目の出場へ、強い意欲を示した。

W杯カタール大会では、金色から赤色に気合の染髪。この日は2日前に黒色に戻した姿で登場した。自ら髪色の変化に触れ「ギラギラ度は変わっていない。むしろ上がっている。お祭り(W杯)も終わって気持ちを引き締めるぞって心機一転の気持ちで黒に戻した」と説明。「見た目は赤と比べて地味かもしれないが、心は情熱に燃えている」とアピール? した。

東京で果たしたい仕事がある。前日12日にクラブが契約更新を発表。「今季シャーレを掲げられるように頑張りたい」と、J1初制覇を狙う。「大好きなFC東京でタイトルを獲得して、自分もまた代表で戦えるだけのコンディションをつくりたい」。チームでの活躍が、日本代表につながる道と信じる。

W杯決勝のアルゼンチン-フランス戦を見て大きな刺激と感動を受け、再びわき上がったサッカーへの思い。現役続行を歓迎する「ブラボー」の声に、「幸せな気持ちになった。ブラボーと言われるだけ僕の情熱は増していく」。長友のブラボーなサッカー人生はまだまだ続く。【保坂果那】