A組の北海道コンサドーレ札幌が3-2でジュビロ磐田を下し、アウェーで貴重な勝ち点3を手にした。

2-2の後半ロスタイム8分、3日にJリーグ公式戦出場可能な2種登録されたばかりのFW出間思努(いずま・しど、17)が公式戦初出場で初ゴールを決めた。17歳9カ月10日の得点はルヴァン杯史上10番目の年少記録で、クラブでは最年少となった。

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DF馬場が左からゴール前に入れたボールに、まもなく3年になる高校生が反応した。左足のかかとに当たって角度の変わったボールが、そのまま磐田ゴール内に転がった。「自分が決めたら、観客がわくんだろうな。決めてやろう」。試合前に頭に描いたシーンを現実にした。

1月の沖縄キャンプからトップチームに合流し、熊本キャンプまで同行した。「当たり前にできるところの質がユースと全く違う。トップの選手はフィジカルもできあがっていて、とにかく強い」と差を感じながらも歯を食いしばって、アピールを続けた。「何か感じるものがあった」とペトロビッチ監督(65)。この日の最後の最後で、その予感が的中した。「ゴールを決めたので、次の川崎F戦もベンチに入れないといけないかな」と指揮官はニヤリと笑った。

直前にMF荒野拓馬(29)のゴールが磐田のアピールもあり取り消された。ギリギリまで迫っていたルヴァン杯2戦連続引き分けを、劇的なゴールで回避し、1勝1分けの勝ち点4とした。出間は「FWなのでどんな形でも点を決められたらいい。結果を出して、(トップに)昇格したい」と話した。下部組織所属の17歳が次戦以降も、アピールを続けていく。【中島洋尚】

〇…DF田中駿汰(25)は本来センターバックだが、この日はボランチでプレーし、後半5分に先制点となる今季公式戦初ゴールを決めた。1日に結婚発表後の初得点であることを報道陣に指摘されると「(妻が)めっちゃなんでもしてくれるので、本当に感謝です。今日は妻にささげるゴールです」と照れた表情で振り返った。

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札幌17歳出間思努の決勝点で磐田に競り勝つ/ルヴァン杯年少得点記録10傑