藤枝明誠と藤枝東の「藤枝ダービー」は2-2の痛み分けに終わった。藤枝明誠はFW遠野翔一(3年)が前半に先制点。1点を追う藤枝東はFW湯山大輔(2年)の2得点で一時は逆転するも、再び同点とされた。引き分けに持ち込んだ藤枝明誠は2戦負けなしで4位。藤枝東は開幕からの連敗を「3」で止め、今季初めて勝ち点を獲得した。

藤枝明誠がしぶとく勝ち点1を積み上げた。後半15分、MF矢頭勇亮(3年)がドリブルで中央を突破。自ら放ったシュートのこぼれ球を右足で押し込み、同点とした。1度は逆転を許すも、再び追いついてドロー。それでも、松本安司監督(53)は「前半のチャンスをしっかり決めていれば勝てた試合だった」と満足しなかった。

前半は両サイドを効果的に使った攻撃で優位に進めた。クロスから2度の決定機を作るも、FW遠野が放ったヘディングは枠を捉えられなかった。頼れるエースは「ゴール前の精度が課題だと思う」。同36分には自身が自陣で奪ったカウンターから左足で先制点。今季3点目を挙げるも、試合後は「もっと点を取れるチャンスはあった」と反省しきりだった。

開幕4試合で2勝1分け1敗。順位は4位につけている。上位に食らいつくために勝利が求められる次戦は、三重県リーグから昇格してきた海星と対する。遠野は「ラストパスやクロス、シュートの質を全部上げていかなければいけない。しっかりと修正して次は勝ちたい」と気持ちを切り替えた。【神谷亮磨】

○…藤枝東はリードを守り切れず、またしても今季初勝利を逃した。前半ロスタイムにゴール前のこぼれ球を湯山が右足で押し込み、同点。1-1で迎えた後半9分には右クロスを湯山がヘディングで合わせて逆転に成功した。だが、カウンターから失点。2得点を挙げた2年生エースは「連敗を止められたことはよかった。ここからも強い相手が続くけれど、勝利を目指していきたい」と顔を上げた。