J1アルビレックス新潟のMF三戸舜介(20)が昨季王者からJ1初ゴールを奪う。14日のホーム横浜F・マリノス戦に向け、10日は聖籠町での練習に参加。ミニゲームでは常に得点を意識した姿勢で鋭いシュートを放った。クラブはこの日、新型コロナウイルス感染症対策により中止していた公開練習後のファンサービスを約3年ぶりに再開させ、約250人のファンが詰めかけた。色紙を差し出すファンに丁寧に応え、交流を楽しんだアタッカーが本領を発揮する。
強気な突破で昨季王者をかき回し、存在価値の高さを示す。今季ここまで11試合出場も無得点が続く三戸だが、J1初ゴールへの“匂い”は感じさせる。10日のミニゲームでは常にゴール方向に目線を向け、パンチ力のあるシュートを打ち込んだ。「毎年そうだが(初得点を)決めれば感覚が分かる。迫力を持ってゴールに迫りたい」とやる気に満ちている。
4月に再開された練習見学に続き、公開練習後のサインや選手との写真撮影などのファンサービスがこの日再開された。約250人のサポーターが選手に熱視線を送った。新型コロナウイルス感染症対策で20年2月16日から中止されており、21年にプロデビューした三戸にとって練習後のファンとの交流は初体験。「みとちゃ~ん」とサインを求める声が相次いだ。「こんなに来てくれてビックリ。40人ぐらいはサインさせてもらった。『ゴール決めて』と一番言われた」と初々しい笑顔を見せた。
前節7日の柏レイソル戦(0-0)は先発フル出場し、両チーム最多6本のシュートを放った。前半9分にはゴール中央でパスを引き出すとトラップをスルーする形で対峙(たいじ)したDFをかわして右足を強振。GKの股下を狙ったシュートは惜しくも弾かれたが「決定機が増えていて(シュート)感覚的には昨年に近くなっている。もう少し」とゴール間近を予言する。
今節は攻守に高い強度を見せる横浜との対戦だが「びびらずに自分たちのサッカーを展開したい」。ファンとの交流でパワーをもらった“切り込み隊長”は、豪快な一撃でチームを勝利に導くつもりだ。【小林忠】
○…DFトーマス・デン(26)がサポーターに粋なサプライズだ。公開練習に訪れていた中沢咲斗(さくと)くん(5)に自身が愛用するスパイクにサインを書いてプレゼント。トーマス・デンが好きだと言う咲斗くんは「うれしい。早く履きたい」と喜んだ。また、MF伊藤涼太郎(25)の大ファンと話す大学生の五十嵐健太さん(20)は授業の休みを使って練習開始1時間前から公開練習に訪れた。この日からのサインや写真撮影などのファンサービス再開に「近い距離で直接『大好きです』とか『頑張ってください』と伝えられて本当にうれしい」。選手とサポーターとの距離がグッと縮まった様子だった。



