強い雨の中、上越が前回大会準優勝の新潟明訓を1-0で破り、2大会連続8強入りを決めた。後半15分、右サイドからのロングスローのこぼれ球を拾ったMF望月洸聖(3年)が利き足と逆の左足をコンパクトに振り抜き、決勝点を奪った。「得意の位置。蹴った瞬間、入ったと思った。得点後はうれしすぎて覚えてない。最高」と顔をくしゃくしゃにして喜んだ。

元Jリーガーの藤川祐司監督(36)が率いる新鋭チームは創部7年目。今年は県総体で初めて4強に進出し、主戦場のN1(新潟県サッカーリーグ1部)では優勝。プリンスリーグ北信越への参入が懸かるプレーオフ進出を決めている。この日の一戦に向け、チームは守備の約束事を徹底。可変システムで相手の攻撃力を抑え込み、終盤のロングボールはDF星野秀斗、GK伊海央祐主将(ともに3年)を中心にはね返した。藤川監督は「守備、セットプレーとこの日のために準備してきたことがはまった」と走り続けた選手をたたえた。

初の4強進出が懸かる準々決勝(28日)は東京学館新潟と対戦する。「初の全国に向け、決勝まで行く」。優勝候補を撃破し、望月は力強く言い切った。【小林忠】