柏レイソルが、J1残留を決めた。最終節のこの日は全試合、午後2時キックオフだが名古屋-柏は、競技場の敷地内での事故の影響で45分遅れのキックオフ。鹿島-横浜FCの試合で、横浜FCが敗れたため、試合終了を待たずに決定の吉報が届いた。

試合は後半26分、スルーパスに抜け出したMFマテウス・サヴィオ(26)が左足で先制ゴール。だが、試合終了間際にハンドによるPKを与えて追いつかれ、引き分け、勝ち点33の17位でシーズンを終えた。

今年5月にネルシーニョ前監督から引き継いで監督に就任した井原正巳監督(56)は「途中で監督を引き受けて、難しさはありましたけれど、勝利のために努力してギリギリではありますけれど残留につなげてくれた。(今日の試合も)粘り強く戦ってチャンスもつくったゲーム。勝ちきれれば良い流れの最終戦になったけれど、アンラッキーなPKもあるので受け入れないといけない」と選手の頑張りを評価した。一方で、DFジエゴ(28)のハンドでの一発退場には「故意ではないし当たっただけなので、レッドカードなのかなと思っています」と判定には疑問を呈した。

リーグ戦は終わったが、今月9日には川崎フロンターレとの天皇杯決勝(国立)が残っており、タイトル獲得のチャンスがある。指揮官は「ファイナルを勝つことでサッカー人生、キャリアも変わる。チームとしても自信と成長に関わる。一丸となって勝利目指して頑張りたい」と今季初タイトルへ意気込んだ。

今季はネルシーニョ体制で開幕から2分け後に4連敗するなど低迷。5月13日に横浜FCに敗れた後、コーチだった井原正巳氏が監督に就任した。交代直後は複数失点が目立ったが、夏にDF犬飼智也(30)が浦和レッズから加入して守備を立て直し、8月からは6戦無敗などコツコツと勝ち点を積み重ねた。

前節のサガン鳥栖戦は引き分けに終わったが、先制される展開の中で一時は勝ち越す場面もあった。第33節まで引き分けが14。この日を含めてJ1最多の15引き分け。勝ちきれない反省もあったが、勝ち点1でも積み上げてきたことが、最終節での残留へとつながった。