J1アビスパ福岡は13日、福岡市内で今年初の一般公開練習を行った。新加入5人を加え、ファンに見守られて汗を流した。
12日の新体制発表で、サンフレッチェ広島からの完全移籍加入が電撃発表された元スイス代表FWナッシム・ベンカリファ(32)がチーム練習に初合流。「コンディションはいいです」と話した軽快な動きで体幹メニューなどをこなした。
福岡から正式な獲得オファーを、11日に受け即決。12日朝、新幹線で新体制発表出席に向けて移動した。
日本文化をリスペクトしている。急な移籍話ではあったが、この日、好きなアニメの話などで、すぐチームに溶け込んだという。
スイスでは日本文化が人気だといい、「(選手と)アニメの話しをした。スラムダンクが好きで映画も見た。宮崎駿のジブリ作品も好き」と笑顔を見せた。
福岡にも親しみがある。プライベートで訪れたことがあり、名物屋台グルメを堪能し「めんたいこやオムレツを食べた」。巨大ねはん像で知られる篠栗町の南蔵院を訪れたこともある。日本語はアニメから学んだといい、片言の日本語で日本人選手とコミュニケーションを図った。
昨シーズン終了後、スイスに戻り、イタリアやイギリスなどに行った。イギリスではプレミア・リーグのアーセナル-ブライトンを観戦するなどで、英気を養った。
新天地での新たな挑戦に「開幕が待ち切れない。コンビネーションでゴールを目指したい。強いメンタルでプレーできれば」。この日32歳の誕生日を迎え、“サムライ魂”を宿す助っ人は、早くも新戦力の自覚十分だ。【菊川光一】



