日本代表の森保一監督(56)が、FC町田ゼルビア-湘南ベルマーレ戦を視察した。2022年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表MF相馬勇紀や、現在もA代表に名を連ねるDF中山雄太の他、次代を担う有望株の多い両軍を見届け「個々に存在感を発揮している良い選手、期待が持てる選手がいた」と収穫を得た。

イングランドでプレミアリーグ昇格を決めたチャンピオンシップ(2部相当)リーズ・ユナイテッドFCのMF田中碧(26)については「シーズン途中で(昨年8月の第4節から)でき上がっているチームに加わって、レギュラーの選手に競り勝って、定位置を短期間でつかんだ。簡単ではないことを、やってのけた。日本人として誇りに思う」と称賛した。

また、プロ野球の大リーグ(MLB)ドジャース大谷翔平投手が利用して話題になった「父親リスト」の利用についても、報道陣から聞かれる形で言及した。

大谷が第1子の長女誕生に立ち会うため、MLBが11年に定めた産休制度を活用、出場選手登録を外れて2試合を欠場した判断を受け「大谷さんがやられたことは、とても良いこと」と笑顔でうなずき、祝福した。

サンフレッチェ広島時代も日本代表でも原則、家族を最優先させてきた指揮官は「サッカー界も普段から家族に寄り添う感覚がある」と共感し、尊重し合う日常を紹介。助っ人の外国人選手が、産休に限らず家庭の節目でチームを離脱し、一時帰国することも珍しくない文化がサッカー界では根付くだけに「日本では(今回の)ニュースが特別な感じを受けますけど、自分の経験や感覚では、選手が家族に寄り添うのは普通のことかなと思う」と広がりを歓迎した。

「史上最強」の呼び声が高い日本代表でも、家族に何かあった場合は可能な限り、近くで支えるよう伝えている。「個々で置かれている状況は違う。互いに話し合って納得すれば、選択は自由でいいのでは」との理解も示していた。【藤塚大輔】

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