トンネルを抜け、ホーム開幕戦を白星で飾った。J3福島ユナイテッドFCがAC長野パルセイロを4-2で下し、今季初勝利をあげた。先日第1子が誕生したMF上畑佑平士(うへいじ=27)が2ゴールと躍動。カズこと三浦知良(59)も追加タイム3分から出場し、J2・J3百年構想リーグの最年長記録を更新。レジェンドから刺激を受けながら若きチームが成長を続ける。
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前半8分オウンゴールで失点も、同10分にFW岡田のゴールですぐさま同点。同16分に上畑が一時勝ち越し弾を決めると、イレブンは「ゆりかごポーズ」で歓喜。「もう本当に感無量というか。誰でも良いから点をとってやりたいと思ってましたけど、まさか自分ができるとは」と上畑。1点を返されるも上畑の2ゴール目、FW清水のダメ押し弾と止まらなかった。とうスタに駆けつけた大勢のサポーターに、恒例の勝利のわらじ踊りを踊った。
今季からサッカー界のレジェンド・カズの加入でクラブの認知度、注目度は上昇。その中で結果を残せずにいたが、この日の白星で1歩踏み出した。「まさか一緒にプレーできるとは夢にも思ってかなった」と憧れの存在と過ごす日々に上畑は「サッカーに向き合う姿勢を見て、これが本当のプロフェッショナルだなと毎日感じている。僕だけじゃなく、若手の選手は背中を見て感じる部分は多くある」とチームにもたらす影響力を感じている。
サッカーやプライベートの話もするという清水も、カズから「ハングリーさや常にサッカーをできる事のありがたみを教えてもらいました」と感謝。この日もわらじ踊りデビューのカズの指導係として、仲むつまじい姿も見せた。
前節までは4試合2得点にとどまり、遠かった勝利も4得点で快勝。寺田周平監督(50)も「厳しいトレーニングを積んできた中で結果として残せたことは次へのポジティブな要素。ただ、まだ1勝しただけなのでここからどれだけ勢いに乗れるかが大事。この1週間でまた成長をしていきたい」と前を見据えた。【高橋香奈】



