東京ヴェルディは、1-0と勝利した前節浦和レッズ戦とは打って変わり完敗した。
中3日で迎えた連戦のナイトゲーム。先発メンバーは4人変わり、不動のエースFW染野唯月はベンチからも外れた。
前半から持ち味とする外連味のない攻守は見せられず、前半9分にゴール前でスキを突かれてMF脇坂泰斗に先制点を許す。さらに前半23分には敵陣ゴール前からのロングカウンターを食らい、1対1となったMFマルシーニョのシュートはGK長沢祐弥がビッグセーブで阻んだが、こぼれ球をあえなくFWエリソンに蹴り込まれた。
前半終了間際に素早い攻撃からFW白井亮丞の落としからMF新井悠太が抜け出し、右足でゴール。しかしVARチェックでわずかに新井の飛び出しが早く、オフサイドで取り消された。
この前半の攻防がそのまま試合結果となった。
城福浩監督は「いろんなチャレンジをしたゲームでしたけれども、このチームはどんなメンバーになっても守備のアラートさっていうところは絶対に欠けてはいけない。このクラブがJ1で戦う上において、それだけは手放しちゃいけないと思っています。選手層も厚くしなきゃいけないと思ってます。そういう意味では、今日の前半はちょっと自分の中でも納得いかないというか、準備をしてきたつもりですけども、あの前半だけを見たら準備をしていないのと同じだと自分の中では思ってます」と反省した。
また、ベンチ外となった染野について問われると「練習はインテンシティー高くやっているのでいろんなことが」と言葉を濁した。
連戦の影響があってのメンバー変更であり、そして結果的に完敗に至ったのか。その点については「この季節で我々のトレーニングのボリュームを考えたら、平均年齢もおそらくJ1で一番若くて24歳。去年よりも1歳若くなっているのでれんせんはやれるはずだと思っています」と回答した。
そこをさらに掘り下げて問われると「今日の後半を見ていただいても、あの試合(浦和戦)でほとんど出てた選手の足が止まっていないと思うんですよ。なので今日で言えば、疲労んもあって前半はああいうふうになったとは思っていない。メンバーが変わったこととか、前線がうまく機能していないことに由来するんだと思います」。
そして反骨心が働いたのか、さらにこう続けた。
「コンディション的には連戦と言ってもまだ2試合目なので。これがゴールデンウィークに差しかかった時の6連戦になるとこれはまた話が別です。中3日とか中2日が混在するような。今のこの時期に中3日で遠征の2試合目っていうのは、僕はほとんど全員が問題ない状況なんじゃないかなと思ってました」
まるでこの時期特有の気候のよう。温かい日もあれば、急に冬に逆戻りしたような寒い日もある。言葉の通り「三寒四温」。東京Vもまた、春先のような揺らぎを繰り返しながら、成長曲線を高めている。【佐藤隆志】



