サッカーW杯に臨んでいる森保ジャパン。日刊スポーツの記者も密着しています。「カタールの風」と題し、現地の雰囲気などを随時お届けしていきます。

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いよいよW杯が開幕した。レストランなどが立ち並ぶ繁華街「スーク・ワキーフ」の様子も、8日に現地に入った時とはまるで別物だ。自国チームの試合を待ちきれない各国サポーターが集団になり、国旗を高々と振りながら通りを練り歩く。チュニジア、サウジアラビア、メキシコ、アルゼンチン…それぞれの言語でチャントを大声で歌いながら。周囲は驚きながらも笑顔でスマートフォンのカメラを向け、気づいたサポーターが「はい、ポーズ」。誤解を恐れずに言えば、コロナの面影はゼロだ。

日本代表は現在も感染対策を徹底し、取材現場でもマスク着用が義務づけられている。チームから感染者を出さないためにも、それは必要なことだ。一方でドーハの街は、ここ数年で忘れてしまっていたような、これから何が起こるのだろうと胸が弾む期待感に包まれている。サポーターの熱気で、スポーツは発展していく。根拠がなくとも、そういうことなのだとあらためて感じた。【岡崎悠利】