ワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本(FIFAランキング24位)は5日(日本時間6日)の決勝トーナメント1回戦でクロアチア(同12位)に1-1からのPK戦で1-3と敗れ、目標とした初の8強入りを逃した。

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日本代表DF長友佑都はPK戦後に泣き崩れる後輩たちを慰めて抱え起こし「勇気を持ってPKを蹴った選手をたたえてほしい。誇りに思う」とキッカーをかばった。髪を金や赤に染め、金星の後に「ブラボー」と言って盛り上げた今大会。最後まで良い兄貴分だった。

36歳で自身4度目のW杯でも全4試合に先発出場し「僕の集大成。全く悔いはない」と胸を張った。今後については「ゆっくり考えたい」と明言を避けたが「この悔しさは後輩たちが未来につなげてくれる」と後を託すような言葉もあった。

今後の成長のために強調したのは、Jリーグの盛り上がり。「海外にいる選手もJリーグで育ってきた。みなさんの地域にJリーグのチームがあると思うので、ぜひ応援してもらいたいなと思う」と話した。