スペイン1部レアル・マドリードMF久保建英(18)がトップチームのザルツブルク遠征(オーストリア)メンバーから外れた。7日にクラブが発表した。

北米ツアーがスタートした7月9日からRマドリードのトップチームに同行していた久保だったが、7日のザルツブルク戦でなく、加入時から予定されていたBチーム「カスティージャ」に合流することになるとみられる。

トップチームがプレシーズン1勝1分け3敗と不調の中、久保は4試合で途中出場。先発こそなかったが、スペインのメディアから「レアル最大のセンセーション」「期待をはるかに超えるパフォーマンスを見せている」など、目覚ましい活躍を披露。6日、ザルツブルク戦(7日)が行われるオーストリアへ出発する前最後のトップチームの練習にも参加していた。

クラブは7日にザルツブルク戦を戦う20人を発表した。FWアザールやDFセルヒオラモスらが順当に選出。一方でトップチームの当落線上にいた久保とMFロドリゴがメンバーから外れた。またMFモドリッチも選外。MF登録は、クロースとカゼミロ、バルベルデ、イスコの4人のみとなった。

これにより、久保とロドリゴはマドリードにとどまることが決定した。

Bチームはトップチームのザルツブルク戦と同じ7日、マドリードで2部アルコルコンとの試合が組まれている。久保も出場する可能性が高い。BミュンヘンやAマドリード、トットナムと欧州トップレベルのクラブを相手に好パフォーマンスを見せてきた久保。これまでとは明らかに格下となる相手に、格の違いを見せつける可能性も大いにある。(高橋智行通信員)