アルゼンチン-ジャマイカ戦が米ニュージャージー・ハリソンのレッドブル・アリーナ(収容2万5000人)を満員にして行われた。

試合はアルゼンチンがFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)の2ゴールなどで、3-0とジャマイカに圧勝した。

アルゼンチンは前半13分、ラウタロ・マルティネス(インテル・ミラノ)の左からの折り返しをゴール前のフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティー)が左足で合わせて先制した。

そのまま1-0の状態が続き、後半10分にメッシが途中出場すると、ピッチに乱入するファンも現れた。そんな中でも極めて冷静なメッシは同41分、ゴール正面約22メートルの位置からグラウンダーの左足ミドルをゴール右隅に突き刺した。

すると再び乱入者がメッシのもとへ。ペンを渡されたメッシは乱入者の裸の背中にサインをしてあげようとしたが、寸前で屈強なセキュリティーが乱入者をピッチに押し倒した。

その直後にはゴール正面、ペナルティーエリアのすぐ外でメッシが倒されてFKを獲得。メッシは壁の間をすり抜けるグラウンダーのキックでこのFKをゴール左隅に蹴り込み、勝利を決定づけた。メッシの代表での通算ゴールは90点(164試合)となった。

アルゼンチンはこれで連続不敗記録を35試合に伸ばした。最後に負けたのは19年7月2日の南米選手権準決勝・ブラジル戦(0-2)で、それ以来25勝10分けの成績を残している。

アルゼンチンは11月16日にアブダビでUAEとW杯前最後の親善試合を行い、本番に臨む。