レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマ(35)がFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会初戦直前のけがで即座にチーム離脱を余儀なくされたことに対し、選手の代理人を務めるカリム・ジャジリ氏が苦言を呈した。スペイン紙マルカ電子版がそのもようを26日に伝えている。

ベンゼマはW杯初戦オーストラリア戦直前の練習中に負傷した後、全治3週間と診断され、早々にメンバーから外された。ジャジリ氏はこの件について26日に自身のツイッターで、「3人の専門医に相談したところ、ベンゼマは少なくとも決勝トーナメント1回戦から万全の状態でベンチ入りできたはずだという診断を受けた! あなたはなぜあんなにも早く彼に帰るように求めたのか?」とフランス代表のデシャン監督が様子を見ることなく早急に下した決断を批判。さらにベンゼマがプレーできた可能性を示す証拠となるけがの画像を一緒に掲載していた。

マルカ紙はこれを受け、「11月19日のフランス代表での練習中に負傷したベンゼマの回復過程を考えると、デシャン監督のメンバーから外すという決断は性急なものだったと言えるだろう」と指摘。実際、ベンゼマは負傷離脱後、予定より早くけがから回復し、万全のコンディションで11月29日よりインド洋のレユニオン島で休暇を取っていたとのこと。そのためフランス代表が決勝トーナメント1回戦ポーランド戦に臨んだ12月4日には十分プレーできる状態だったという。

楽しみにしていたW杯に参加できなかったベンゼマはその後、大会閉幕翌日の19日にフランス代表からの引退を自身のSNSで表明していた。(高橋智行通信員)