レアル・マドリードが24年夏に向け、マンチェスター・シティーに所属するノルウェー代表FWハーランド(22)を獲得するプランを再び活性化させたとスペイン紙アスが23日に報じた。

ハーランドの契約には24年夏に契約解除金が設定される条項があり、その金額を支払うクラブが現れた場合、選手本人が望めば他クラブに自由に移籍できるようになっている。しかしスペインのラジオ局カタルーニャ・ラジオが先週、ハーランドの契約条項にはさらにグアルディオラ監督と密接したものがあり、このスペイン人指揮官が昨年11月に契約延長したことで、契約解除金の設定年も25年まで1年先送りされることになったと報じたことで、Rマドリードのプランに狂いが生じる可能性が出ていた。

しかし同紙はその事実を完全否定。そのような内容の条項はないため、Rマドリードはハーランドが来夏移籍を決断した場合に備え、契約解除金として設定される予定の2億2000万ユーロ(約319億円)~2億4000万ユーロ(約348億円)を支払う準備をしているとのことだ。

また同紙によると、24年夏はRマドリードにとって、ハーランドを獲得するのに最適な時期であるという。その理由はクラブが今季で契約が満了する35歳のベンゼマに1年間の契約延長オファーを出し、その契約が切れる来夏、その後継者としてハーランドを迎えることを考えているためである。

ハーランドは今季ここまで、マンチェスター・シティーで公式戦37試合に出場し42ゴールを記録と大活躍を見せているため、加入が実現した場合、昨年バロンドールを受賞したベンゼマの代役として理想的な選手となるだろう。

(高橋智行通信員)