北中米カリブ海ゴールド・カップ決勝は16日、ロサンゼルスで行われ、メキシコがパナマを1-0で下し、2大会ぶり最多9度目の優勝を果たした。0-0の後半43分、途中出場のFWサンティアゴ・ヒメネス(フェイエノールト)がカウンターからドリブルで持ち上がり、左足で巧みにゴールへ流し込んだ。代表通算4点目が値千金の決勝点となった22歳のFWは「自分のキャリアの中で最高の瞬間」と喜んだ。

同大会は準決勝でパナマに敗れた米国のように各国の主力メンバーが参加しないケースが多い。そんな中でもメキシコは昨年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会に出場した8人が決勝で先発。38歳の守護神オチョア(サレルニターナ)も健在で、準々決勝から3試合連続クリーンシートを達成して大会最優秀GKに選ばれた。

メキシコは6月の北中米カリブ海ネーションズリーグ準決勝で米国に0-3で敗れ、アルゼンチン人のディエゴ・コカ監督を成績不振で解任。今大会は東京五輪で母国を銅メダルに導いたハイメ・ロサノ監督が暫定的に指揮を執っていた。スタジアムは約7万人の熱狂的なサポーターで埋まり、「きょうの雰囲気はまるでW杯のようだった」と指揮官。北中米の雄として今回のタイトルに懸ける思いは強かった。