2シーズンぶりの国内ゴールでカズダンスだ-。ポルトガル2部オリベイレンセのFWカズ(三浦知良、57)が6日、決定的とされているJFLのアトレチコ鈴鹿クラブへの期限付き移籍決定が間近に迫っていることを明かした。この日から大阪府内で自主トレをスタート。22年以来のプレーとなる地でのカズゴールに向け、ここから心身の状態を上げていく。
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保有元のJ2横浜FCから鈴鹿への期限付き移籍が決定的とされる中、57歳のカズが2シーズンぶりとなる日本でのプレーへの意欲を語った。「しっかり準備して、プロサッカー選手としてしっかりしたものを見せられるように準備をしたい。みんなに喜んでもらえるようなプレーをして、やはりゴールを挙げたい」。22年に2得点を決めた鈴鹿でのゴールを高らかに宣言した。
カズは5月19日にポルトガルで最終戦に出場し、同21日に帰国。自主トレ開始のこの日まではつかの間のオフを堪能したという。「外食もたくさんしていたし、知り合いと会ったり、いろんなサッカー以外の“活動”をしてました」。引退した長谷部誠やC大阪MF香川とも再会し、リフレッシュした。
自主トレ初日のこの日は、08年に横浜FCでともにプレーした長谷川太郎氏(44)、オリベイレンセの弥栄環太トレーナーらと約45分間、動きながらのボールタッチなど軽めのメニューをこなした。「1年あれだけやってきたのに、2~3週間で全然違う」と苦笑いしながらも、軽快な動きを見せた。
今後について問われたカズは「チーム間のことや今所属しているチームとの話し合いが完全に終わってるわけじゃない」と前置きした上で、現在の状況を説明した。「ここ(自主トレ)に入ってしまったのでなかなか会って話すことはできないが、確認事項だけなので、それが終われば正式な発表ができるのではないか。もうほぼアレなんですけど」。10日前後の自主トレ打ち上げから10日程度で、新天地が発表できる見込みだと明かした。
衰え知らずの57歳は、自主トレ期間で1日予定しているオフに「北新地のクラブでも行こうかな。ここにいたら男ばっかりだから(笑い)」。国内復帰を前に、カズ節も飛び出した。
海外で長く過ごしてきたカズだが、日本でのプレーはやはり特別だという。「ふるさとの日本っていうのは常に恋しいですよ」。そう話すカズが、故郷のサッカー界をまだまだ盛り上げていく。【永田淳】
○…移籍先決定後は、夏場を調整期間とし、秋以降のプレーをイメージしていることを明かした。「自分の年齢のことを言いたくはないが、7~8月にベストの状態に持っていくのはちょっと難しい。秋口のちょっと涼しくなってから(試合に)持っていく感じにした方が、先が長くいけるんじゃないか」。まずはこの自主トレでベースを作り、時間をかけて実戦モードにしていく考えを示した。
◆アトレチコ鈴鹿クラブ 09年に三重FCランポーレと鈴鹿クラブの合併により設立。16年に鈴鹿アンリミテッドFC、20年に鈴鹿ポイントゲッターズに名称変更。18年に東海リーグからの昇格を決め、19年からJFL。21年12月に運営会社元役員がチームへの敗退行為の指示が明るみとなり、22年6月にJリーグ準加盟に相当する「百年構想クラブ」の資格を剥奪された。体制一新し、今季から現クラブ名に。22年にはカズがプレーした。

