[ 2014年2月18日8時38分

 紙面から ]

 形状が変わった!?

 新種目のフリースタイルスキー・ハーフパイプ女子でメダル獲得を目指す小野塚彩那(25=石打丸山スキーク)が、公式練習2日目の16日、ハーフパイプの変化に面食らった。

 18日の男子、20日の女子の試合に向けて14日から公式練習は始まった。しかし、気温の高い日が続き、本来は必要のないハーフパイプの作り直しが必要になったため、15日の公式練習は急きょキャンセル。雪上車がパイプ内に入り、表面の軟らかい雪を削った。一夜明けてパイプの形状が変化していることが判明。ボトム(底の部分)が広くなり、壁は以前よりわずかに低くなっていた。

 ママさんアスリートの三星マナミ(30=野沢温泉スキーク)は「自分のエアのかけ方にマッチする形で、得したなと思った」と変化を歓迎したが、小野塚は戸惑った。「パイプの形そのものが変わっていて、それ次第。状況をみて合わせるしかない」と苦笑い。軟らかい雪質で転倒者が続出するほど荒れたパイプ上部は使わず、ゴール付近で滑りとエアを練習し「これからゆっくり準備したい」と話した。

 同じハーフパイプを使ったスノーボード男子では平野が銀、平岡が銅を獲得。小野塚は「メダルを取ることが目標。色にもこだわっていく」と強気だった。【保坂恭子】