[ 2014年2月19日7時30分 ]

 アイスホッケー女子の日本は18日の7、8位決定戦でドイツに2-3で敗れ、最下位に終わった。反則で退場者が出た時間の攻防で他国に劣ったことが、5戦全敗となった大きな要因だった。

 相手が反則を取られ、数的優位の状況をパワープレーと呼ぶ。日本は数的不利が20度あり、うち7度で失点した。“守備率”は65・0%で、現時点で8チーム中最低。トップのロシアは16度で1失点の93・8%。決勝を残すカナダと米国は、ここまでともに守備率が8割を超えている。

 日本はパワープレーでも精彩を欠き、19度のパワープレーで無得点に終わった。“得点率”トップは米国で、14度の好機に5点を奪って35・7%。5チームが20%以上だ。

 日本はスウェーデンとの初戦の第1ピリオド、反則を犯した直後に決勝点となる先制点を許した。ドイツとの最終戦も1人少ない場面で先制点と勝ち越し点を献上した。大会の最初から最後まで、反則者が出た状況でうまくプレーできなかった。(共同)