男子団体総合決勝で14年仁川大会に続く連覇を狙った日本は、鉄棒で2選手が落下するなどのミスが響いて248・550点で2位に終わった。

男子団体総合で銀メダルを獲得した(左から)長谷川、前野、千葉、谷川、野々村(共同)
男子団体総合で銀メダルを獲得した(左から)長谷川、前野、千葉、谷川、野々村(共同)

【日本の最終種目は鉄棒】

長谷川智将、コールマンで落下、着地は成功するも12・200、得意の寿司ポーズは出せなかった…

前野風哉、ひねり技でミス、その後落下もあり点数を伸ばせず11・800

千葉健太、高さのある伸身、開脚のトカチェフ、終末技の新月面もしっかり止め13・900


<全種目終了時の順位>


順位国名あん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒合計
(1)中国41.05044.25042.85044.10045.80042.900260.950
(2)日本42.15040.10043.25043.00042.15037.900248.550
(3)韓国40.65039.90042.05041.25041.60041.950247.400
(4)台湾40.45039.70042.00040.75037.95039.450240.300
(5)ベトナム35.55036.70040.55040.85041.15039.950234.750
(6)カザフスタン38.10039.55038.15039.95039.10039.450234.300
(7)ウズベキスタン35.85038.95038.30041.25037.60037.050229.000
(8)イラン24.85036.25026.30025.30026.70024.850164.250


【日本の第5種目は平行棒】

千葉健太、バブサー、倒立など丁寧な技の連続、最後の降り技でバランスを崩すも14・350

谷川翔、ヒーリー、バブサーなどをブレのない演技、終末技のひねりもしっかり決め14・500

平行棒の演技を行う谷川(ロイター)
平行棒の演技を行う谷川(ロイター)

野々村笙吾、少しからだが崩れる場面もあるもののべーレ、着地などを決め13・300

中国との差が7・4に


<第5種目終了時の順位>


順位国名あん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒合計
(1)中国41.05044.25042.85044.10045.800 218.050
(2)日本42.15040.10043.25043.00042.150 210.650
(3)韓国 39.90042.05041.25041.60041.950206.750
(4)台湾 39.70042.00040.75037.95039.450199.850
(5)ベトナム35.550 40.55040.85041.15039.950198.050
(6)カザフスタン38.100 38.15039.95039.10039.450194.750
(7)ウズベキスタン35.85038.950 41.25037.60037.050190.700
(8)イラン24.85021.900 25.30026.70024.850137.950


【日本の第4種目は跳馬】

谷川翔、ドリックスをピタリと着地14・450

前野風哉は14・350

野々村笙吾、ドリックスで前方に小さな1歩14・200

跳馬の演技を行う野々村(ロイター)
跳馬の演技を行う野々村(ロイター)

日本は中国との差が広がってしまう


<第4種目終了時の順位>


順位国名あん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒合計
(1)中国41.05044.25042.85044.100  172.250
(2)日本42.15040.10043.25043.000  168.500
(3)韓国 39.90042.05041.25041.600 164.800
(4)ベトナム  40.55040.85041.15039.950162.500
(5)台湾 39.70042.00040.75037.950 160.400
(6)カザフスタン  38.15039.95039.10039.450156.650
(7)ウズベキスタン35.850  41.25037.60037.050151.750
(8)イラン24.850  25.30026.70024.850101.700


【日本の第3種目はつり輪】

前野風哉、ミスなく丁寧な演技で14・350

野々村笙吾、種目別決勝にも残っている得意つり輪で高得点14・600

千葉健太、力技、倒立もブレのない演技、着地も小さな1歩に止め14・300

つり輪の演技を行う千葉(ロイター)
つり輪の演技を行う千葉(ロイター)

日本はわずかに差をつめる


<第3種目終了時の順位>


順位国名あん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒合計
(1)中国41.05044.25042.850   128.150
(2)日本42.15040.10043.250   125.500
(3)韓国 39.90042.05041.250  123.200
(4)ベトナム  40.55040.85041.150 122.550
(5)台湾 39.70042.00040.750  122.450
(6)カザフスタン  38.15039.95039.100 117.200
(7)ウズベキスタン   41.25037.60037.050115.900
(8)イラン   25.30026.70024.85076.850


【日本の第2種目はあん馬】

白井世代の千葉健太は14・150

長谷川智将、大きな旋回からF難度のブスナリは成功、その後落下もあるが立て直し12・600

あん馬の縁起を行う長谷川(ロイター)
あん馬の縁起を行う長谷川(ロイター)

谷川翔、個人総合で悔しい落下をしたが、腰の高い旋回にブスナリ、着地までしっかりまとめ13・450

日本は中国に3・05点のリードを許す


<第2種目終了時の順位>


順位国名あん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒合計
(1)中国41.05044.250    85.300
(2)日本42.15040.100    82.250
(3)韓国 39.90042.050   81.950
(4)台湾 39.70042.000   81.700
(5)ベトナム  40.55040.850  81.400
(6)ウズベキスタン   41.25037.600 78.850
(7)カザフスタン  38.15039.950  78.100
(8)イラン   25.30026.700 52.000


【日本の第1種目は床】

谷川翔、最後の着地で少し乱れを見せるも大きな減点はなく13・950

個人総合で銀メダルを獲得した野々村笙吾は14・050

前野風哉、最初の後方の3回半ひねりをしっかり着地、終末技3回ひねりの着地もピタリ、小さなガッツポーズ 14・150

床の演技を行う前野(AP)
床の演技を行う前野(AP)

日本は1・1差で中国をリード


<第1種目終了時の順位>


順位国名あん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒合計
(1)日本42.150     42.150
(2)ウズベキスタン   41.250  41.250
(3)中国41.050     41.050
(4)ベトナム  40.550   40.550
(5)韓国 39.900    39.900
(6)台湾 39.700    39.700
(7)カザフスタン  38.150   38.150
(8)イラン   25.300  25.300


<予選時の順位>


順位国名あん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒合計
(1)中国41.55044.45043.40042.60046.25043.500261.750
(2)日本42.00042.95042.65042.80044.35041.900256.650
(3)韓国41.25038.70042.80041.10041.55039.800245.200
(4)台湾40.35040.90042.45041.55038.00039.350242.600
(5)ベトナム38.55037.55041.40040.55040.45039.650238.150
(6)カザフスタン39.65040.85038.05041.55040.35037.700238.150
(7)ウズベキスタン37.65036.10039.20041.80039.05038.300232.100
(8)イラン38.05038.85040.30038.70037.45036.950230.300


◆日本代表

谷川翔(順大)

千葉健太(順大)

長谷川智将(徳洲会体操ク)

野々村笙吾(セントラルスポーツ)

前野風哉(鹿屋体大)


◆体操団体・アジア大会

予選上位8カ国が決勝に進出、予選の得点は持ち越さない。

決勝では各種目3人が演技し、3人全員の合計点で順位が決定する。