ジャカルタ・アジア大会柔道女子78キロ超級代表の素根輝(18=福岡・南筑高)が「平常心」でアジア女王を目指す。

28日、ジャカルタに向けて成田空港を出発。女子柔道界の超新星は「しっかり準備してきた。挑戦者なので思い切り戦うだけ」と、順調な仕上がりをアピールした。

先月は金鷲旗高校大会に出場して大会2連覇に貢献。体を休めることなく、今月上旬の代表合宿では“世界のヤマシタ”こと全日本柔道連盟の山下泰裕会長から直接指導を受けた。「アジア大会前に試合が出来たのは良かった。普段通りの柔道を心掛け、優勝して来年の世界選手権や20年東京五輪につなげたい」と前を向いた。

平常心を保つために柔道以外の準備も万全だ。選手村などに大量の蚊が発生しているとの報道を受けて「虫よけスプレーは持ってきた。あと、コンビニでちょこっとつまめるチョコなども買った。現地では味が違うので…」と心技体を整えて初の大舞台に集中した。