ジャカルタ・アジア大会の20キロ競歩の代表権が懸かる全日本競歩能美大会は18日に号砲が鳴る。

 男子の前回王者で昨夏の世界選手権代表・松永大介(23=富士通)は17日、石川・小松市内で会見し「今回は大きい目標は立てていない。練習の一環として、割り切ってやりたい」とリラックスした表情で話した。

 2月の日本選手権では1時間17分46秒の自己記録を出したが3位。最大2枠のアジア大会に出場するには今回、力の差を示さなくてはならない。国際大会で上位に進出するためには「どんな状況でも1時間19分台を出さないといけない」と分析する社会人1年目。今大会は「練習の一環」と位置付けるが、リオデジャネイロ五輪7位の強さを示す舞台としたい。

 アジア大会の代表は今大会と日本選手権の日本勢3位以内から、最大で男女各2人が選ばれる。