国際陸連が主催するランニングイベント「Outrun the Sun」の会見が31日、都内であった。

 世界24都市で、それぞれ現地時間6月6日の午後5時に1マイル(約1・61キロ)を走るもの。開催都市は、時差が1時間ごとにずれており、24時間、地球のどこかで「Outrun the Sun」が行われているという世界を巻き込んだイベントだ。日本は東京・駒沢オリンピック公園で実施される。

 国際陸連の理事も務める、日本陸連の横川浩会長(70)は「刺激的な試み。走る喜びをより多くの人と共有できるようにするのが狙いです」と説明。昨年の世界選手権男子50キロ競歩銀メダリストで、同イベント東京開催のシティキャプテンに任命された荒井広宙(30=自衛隊)は「日本、世界のスポーツ界を少しでも盛り上げていけたら。多くの人と楽しく歩けるように。1人でも多くの方に参加してもらいたいです」と話した。

 オークランド(ニュージーランド)で最初にイベントが行われ、シドニー(オーストラリア)に続き、世界で3番目に東京でイベントが開催され北京(中国)につなげる。その後20都市で行われ、バンクーバー(カナダ)が最後の開催都市となる。