陸上男子100メートル決勝は、山県亮太(25=セイコー)が向かい風0・7メートルの条件下、10秒12で優勝した。

 号砲への反応速度は0秒119と好スタートするも直後にバランスを崩した。しかし、中盤はしっかり伸びて、向かい風の中で好タイムを出した。

 10秒21の3位ケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)10秒40の7位の多田修平(21=関学大)と国内の100メートルのライバルに先着。今季はまだ10秒0台は出していないが、セイコーゴールデングランプリ大阪でも日本人最高位の2位と勝負強さは健在。日本選手権に向けても視界良好のようで「まだ今年は0台を出てないので、いきなり9秒台とは言いづらいが、少しでも内容がよくなっている。伸ばせるところを伸ばし、結果を残したい」と語った。