東京オリンピック(五輪)のマラソン・競歩の第5回実務者会議が24日、札幌市内で行われた。年明け最初の会議では、会場の利用計画について話し合われた。発着地となる大通公園の西2~4丁目のエリアを使用する方針が報告された。4月から段階的に機材運搬、設営などの準備期間に入るという。

札幌市が所有する大通西2丁目ビルの活用も決定。そのため、西5丁目以西を使用せずに済み、例年7~8月に西5~11丁目で開催されているビアガーデンへの影響が軽減する見込みだ。ビアガーデンの開催について、東京五輪組織委員会の森泰夫大会運営局次長は「基本的には通常どおりできるだろうと考えている」。ただ、競技が実施される8月6~9日の営業については「まだ具体的にどういうかたちにするか決まってはいない。これから細かい議論をしていく」と話すにとどめた。

この日で開幕まで半年。森氏は「急転直下札幌というかたちに決まって、急ピッチで課題をクリアするべく共同で作業を行っている。地元のみなさんに札幌でやって良かったと思ってもらえるように、沿道に多くの方々が集って素晴らしいものになるように具体設定をしていく」と意気込んでいた。