女子やり投げで日本記録保持者で昨年覇者の北口榛花(22=JAL)は59メートル30で2位に終わった。

日大4年の昨年打ち立てた自己記録は66メートル。この日は「1投も納得いく投てきはできなかった」と60メートル台に届かない内容に苦笑い。それでも「今年課題に挙げている助走のスピードアップに関しては安定して助走できていた」と、一定の手応えを感じていた。

取材中も2センチ差で優勝を逃した悔しさを見せることなく終始笑顔で対応した。真意を問われ「今年は試合数も少なくて、日本選手権ができることだけでもすごい。自粛期間中には考えられないこと。練習よりも試合の方が好き。試合もすごく楽しくできたと思う」と話した。

佐藤友佳(28=ニコニコのり)が59メートル32を投げて初優勝した。