日本陸連などは21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、31日の大阪国際女子マラソンについて、大阪市の長居公園内を約15周するコースで、無観客の開催に変更すると発表した。

公園内のランニングコース西口付近をスタート。1周約2・8キロのコースを約15周し、ヤンマースタジアム長居がゴールとなる。記録は公認される。

従来はヤンマースタジアム長居発着で大阪市内を巡っていた。しかし、公道を使った開催では感染リスクが高まる可能性があることから、コースを公園内に限定する形に至った。沿道での密の発生を防ぎ、また2000人を超えるボランティアの大幅な削減を図る。公園、スタジアムでの観戦はできず、レース参加者にはPCR検査も義務付けられた。

大会には自己記録が2時間20分29秒の一山麻緒(23=ワコール)、2時間23分48秒の前田穂南(24=天満屋)とオリンピック(五輪)代表2人に、2時間23分52秒のベストを持つ岩出玲亜(26=千葉陸協)も参戦を予定している。今回限りの特別措置となる新コースは極めて平たんだけに、好記録の誕生も期待される。