関東学生陸上競技連盟は10日、来年1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に出場する21チームの各登録選手16人を発表した。

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前回総合優勝で、11月の全日本大学駅伝優勝の駒大は、右足の疲労骨折で9月以降、実戦から離脱していた鈴木芽吹(2年)がメンバー入りした。鈴木は1年ながら、前回大会で山登りの5区に抜てきされ、区間4位で、往路3位、総合優勝に貢献した。日本選手権1万メートル2位で、主将の田沢廉(3年)に次ぐ準エース格の復帰は大きい。また、全日本を欠場したが、チームで1万メートル3番目の記録を持つ唐沢拓海(2年)も登録され、駒大にとって、大きな2年コンビの復帰となった。

15年初優勝から4連覇、計5度の優勝を誇る青学大は昨季、股関節の故障で全ての大学駅伝を欠場した岸本大紀(3年)がメンバー入りした。岸本は1年でエース区間の2区を走り区間5位と好走。2年時のけがから、今年の全日本3区で復帰した。故障上がりながら日本人トップの区間3位をマークし、箱根にも2年ぶりに登録された。前回総合4位と、15年以降は最も悪い順位だった青学大にも、頼もしい選手が戻ってきた。

駒大の田沢、青学大の近藤幸太郎(3年)に加え、順大の三浦龍司(2年)、東京国際大のイェエゴン・ヴィンセント(3年)、丹所健(3年)、国学院大の木村琳(4年)、東洋大の石田洸介(1年)ら、有力選手は、全員メンバー入りを果たした。